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愉気は効くのか?

今回の話は、野口晴哉著の『愉気法2』からテーマを得ました。

このシリーズは、「質問に答える」というページが半分ほど割かれています。質問にも即答の妙で驚きます。お持ちの方はぜひお読みになってほしい。
例えば、以下。
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質問:腎臓の透析を受けている人に初めて愉気をしても透析がいらなくなるまで快復しますでしょうか。またどこに愉気すればよろしいでしょうか。

答(野口):このご質問のように、愉気をする人の力で良くなると思うのは間違いです
愉気は受ける人の感応する率によって変わるのです。愉気を受ける人が純真で、愉気の感受性が敏感な人ならば感応します。愉気の感受性の鈍い人や、愉気をする相手を、"嫌な人だ"と思ったらもう駄目です。愉気をする人が、やってあげたくなる人であり、受ける人もやってもらいたくなっている時なら効果があります。
しかし、良くなる実体は当人の中にあるのです。お互いの意識しない心のはたらきが共感するのです。それは意識すればするほど効果が悪くなりますだから無心に手を当てる方がよろしいのです。腎臓というのは二つありますけれども、一つでも充分に暮らせるものなのです。だから一つが駄目になったからといって、駄目だということにはならない。
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「良くなる実体は当人の中にある」これが最も大切なことですね。無心というのも大切ですがこれがなかなかできない。無心には幼児以外はなれないので無心状態を得るための工夫が必要になり、これは教わった方が早い。
この答えの後半で、腎臓には側腹の愉気を勧めています。実際の操法はそれだけでないことはもちろんです。
でも側腹の愉気が色々に使えることは覚えておくといいです。例えば血圧の高い人は側腹をつまんでから愉気すると血圧が適切になります。腰痛の人にもいいです。側腹の愉気は頭にも下肢にも関係します。
花粉症についての質問もありました。花粉症のように過敏な状態が反映している時は、頭部第一調律点を叩くと説明しています。そこから頭部第2調律点にたどる。しかし文章だけでは経験者でないと実際はわかりません。
愉気の仕方は、『愉気法1』を読めばわかりますが、整体協会の整体指導者に直接習うことが最短の道です。
愉気を実際に受けてみることが大切です。ご希望の方はお問い合わせください。
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愉気法 1、2巻セット 野口晴哉 全生社 - 古本買取・通販 ノースブックセンター|専門書買取いたします
発行元の全生社には現在は在庫がないので再刊を待たねばなりません。『愉気法1』は在庫があります。
「愉気法1・2」の「質問に答える」の例については下記のサイトにいくつか紹介されています。
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股関節が命運を左右する

高齢者になる程、股関節が衰えやすくなる。大腿部骨折は高齢者によくみられるが死に至るケースも多い。

私の義母、祖母は80歳をすぎて大腿部骨頭骨折をし、祖母はそのまま寝たきりになって亡くなった。今から60年以上前のことで、当時は適切な手術や治療ができす、リハビリなどもなかった。

義母は98歳の頃、室内で転倒して同じところを骨折した。バリアフリーの施設にいたのだが、バリアーがなくとも人は下肢の筋肉が衰えると転ぶ。1ヶ月ほどで歩けるようになった。しかし認知症が急速に進んでしまった。動けないとボケが進むことを目の当たりにした。


骨密度の低下が大腿部骨折の要因の一つとなることは確かだが、股関節の周りを保護している筋肉の衰えが骨頭部の骨折に影響してると思う。

骨折するような力が加わった時に、股関節周りの筋肉がそれを防ぐほどの筋力がなかったことと大きく関連している。これはあまり指摘されていないのではないか。

そこで、高齢者ほど股関節周りの筋肉を鍛えることが必要だ。



股関節周りにある筋肉

図版は「和美躰」

https://wabi-tai.com/blog/2020/02/17/importance-of-flexibility-for-backpain/

からお借りしました


高齢者は股関節をほとんど動かさない生活をしている。せいぜい歩くだけ。股関節はユニバーサルジョイントに近いので、前後左右、回転運動ができる。そのために股関節の周りの筋肉は何層にも組み合わさってできている。その筋肉をほとんど使わないから、退行萎縮して筋肉が関節を守る力を失ってしまう。


股関節が機能しないと転びやすくなる。それでますます動かない。動かないと脳の働きは衰える。心肺機能も衰える。要するにボケやすくなる。これを以下の股関節運動を1日に1回でもいいから10分ほどやるとピンピンコロリに近づけるはずだ。


【股関節の筋肉を鍛える運動(おすすめ)】

1:まず仰向けになり足伸ばしを左右に開く。どれだけ開くか開いた時の踵の間を測定する。これが自分の身長と同じになっていればいい。ほとんどの人はそこまで開けない。無理をすると痛いから、無理しないこと。左右同時にゆうくり開いた時、片方から開いたとき、つまり右足から開いてから左足を開く。その反対もやった時の開きやすさを比べる。より開く側から開くようにする。

眼いっぱい開いたら、そのまま10秒ほど保持する。

毎日やって測ると目覚ましいほど開けるようになる。


2:仰向け。伸ばした足の膝を曲げて胸につけるように両手で膝を抱える。片足づつやる。これもつけたまま10秒ほど保持する。


3:仰向け。両膝を曲げたまま、膝を股関節に垂直になるように足を上げる。その状態で膝で円を描くように回す。内回し、外回しを5回づつゆっくりやる。真円を描くように回す。この時、首で頑張らないように、枕などしてやるといい。

それが軽くできるようになったら、膝を伸ばして、股関節に直角になるようにあげ、そこを中心軸となるようにして足を回す。内回り、外回りをそれぞれ5回づつ。これは腹筋を使うので腹筋の弱い人にはとてもきつい。お腹が出ている人はもっと辛い。最初からうまくいかないはずなので、回数をにこだわらないでできる範囲でやる。


4:足踏み。1、2、3ができなくともこれだけはぜひ。下記の動画を参考に。とても重要。

https://youtu.be/KnVzOnLkl1I?si=FSTTRZNYI_HGuiZT



何年か前に家人が股関節の亜脱臼が元で人工股関節置換手術を股関節、膝関節専門の医院で受けた。その時の自己リハビリのメニューは、足首に1kgのおもりを巻きつけて足を動かすトレーニングだった。股関節を守る筋肉を鍛えないといけないからだ。



【私の場合(70代後半)】

上記の1、2、3、のトレーニングは私は毎日寝床でやっている。畳の上に布団を敷いただけで、クッションがないのでやりやすい。ヨガマットなどもいい。


さらに股関節を鍛えるために階段の二段上りを外出時はやっている。体調次第でできない時は無理しないが、登り切るまでやらなくともできるところまで二段上りをすることにしている。駅のエスカレーターは降りしか使わない。背負うバッグも5キロや10キロほどは平気だ。


それと歩く時は田端式トレーニングを週に1回から2回ほどやっている。

田端式トレーニングとは、インタバルトレーニングの一種なのだが、最低の運動量で最大の効力を発揮できるように科学的に設計されたプログラムで、世界中のプロのアスリートたちが取り入れている。

やり方は簡単で、20秒の運動と10秒の休憩をつまり30秒ワンセットで8回、合計して240秒、つまり4分間のインターバルトレーニングだが、続け様に8回というのが想像以上にきついのだ。

20秒の運動はなんでもいいが、息が切れるほど最大の力で頑張ることが必要。




私は速歩でやったり、エアー縄跳びでやっている。

エアー縄跳びは骨粗鬆症対策にもなる。



図版はhttps://domani.shogakukan.co.jp/406272より。



ま年齢を考えて適当に無理しないでやっているが、それでも息が切れる。これが心肺機能強化になる。

足の運動をする前に足首をよく回しておくことが肝心で怪我を防ぐ。足首の回し方にもコツがあるが次回に回そう。


✳️(図版引用の)リンク先で詳しく学べます。


エア縄跳びの効果とは?

https://domani.shogakukan.co.jp/406272

エア縄跳びのやり方は?

https://toplog.jp/581340

タバタ式トレーニングとは

https://melos.media/training/3700

股関節の運動療法

https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1444.html

腰痛から整体入門へ

私が整体(整体協会の)を始めたきっかけは腰痛だっただ。
30歳になったばかりころ生まれて初めて腰痛になった。ひどい腰痛が情けないほど辛いことも経験した。
同じ職場の同期と2年先輩が相次いで腰痛になり長期休養を余儀なくされていた。
上司から「お前もか」と言われるのが嫌で、なんとか自分で治すべく、原因もよくわからないまま腰痛関連の本を漁った。一番役に立ったのは、「整体入門」(東都書房・野口晴哉著)だった。今はちくま文庫になっている。

ちくま文庫版をお持ちの方は、p188「腰は体の要」の記事を見てほしい。
私はこれを読み、お腹への息の吸い込み方、吐き方を工夫して良くなり、腰痛を治した。
原因は、記事にある通り頭の使いすぎか、肝臓の使いすぎ(酒の飲み過ぎ)か頭の間抜け状態かだが、全部反映したものと思った。
それともう一つ、p205の「腰髄行気法の仕方」も実践した。読み返してみるとこれは若い頃より高齢になってから大切な行気法で腰に不安を抱える人にも有効だ。

お腹への愉気もとても良い。お腹から腰椎に愉気することもできる。
それは、手のひらとお腹の間の空間、隙間(1ミリ)を意識して、手のひらに気を集めようとしない。すると愉気は深く浸透して腰椎にまでいく。手の甲を感じるようにして愉気すると、お腹の内臓にいく。手のひらと手の甲で愉気の効果が違ってくる。

さらに愉気しながら、下肢(外股、内股)、仙椎、股関節、恥骨などを意識すると、自然にお腹に気が集まり気持ちのいいところがある。腰椎にそれぞれ関連する。それを見つけるように愉気するといい。

足の裏も、腰椎と関連する、親指、親指の第一しょ骨、土踏まず、その下、踵がそれぞれ腰椎の一番から五番に対応している。私は歩く時を足裏を踵から着き、足裏を全部地面に押し付け、親指の裏で踏み出すようにしている。そう歩くだけで、腰椎にも響くし、腰は良い感じになる。

私は、本のやり方で腰痛を治したのだが、それいらい腰痛になったことはない。たまに腰がくたびれた感じや、ふと痛みを予感することはある。そのような時は上記のいずれかのやり方で予防してしまう。